【一般的な野球肘の予防法だけでは不十分だった】
一般的に「野球障害」なんて言われる怪我の一種では、とりわけ「野球肘」に悩まされる方が多いようです。
野球肘は、長年に渡って腕を酷使することで発症する運動障害で、特に投球数の多い投手に出やすいとされています。
プロの世界で言えば、田中 将大・ダルビッシュ有・松坂 大輔・桑田 真澄など、数多くの有名投手が野球肘で悩んでいたことが知られています。
野球を続ける以上、野球肘のリスクを避けて通ることはできません。
しかし野球肘は投手の発症率100%というわけでもなく、正しい知識を持って対策すれば発症リスクを軽減することが可能なのです。
では、野球肘を防ぐための対応策には、どのようなものがあるのでしょうか?
一般的には
「試合後の適切なケア」
「投球数の制限」
「肘や肩への予防行為」
「フォームの改善」
などが野球肘の予防策として知られていますね。
もちろんこれらは、野球肘を予防するために必要不可欠なポイントに間違いありません。
ただしメジャー球団・ワシントンナショナルズでトレーナーを務めた高嶋 誠さんは「野球肘を防ぐためには一般的な予防策だけでは不十分」だといいます。
高嶋さんの言う「野球肘を克服する方法」がかなり意外だったので、今回はその内容を詳しくご紹介していきましょう。
【野球肘の原因は「股関節」にある!?】
メジャー球団元トレーナーの高嶋さんが言う「野球肘を克服する方法」は、多くの野球選手に衝撃を与えました。
高嶋さんによれば、しつこい野球肘の真の原因は肘でも肩でもなく「股関節」だったというのです。
アナタには「肘や肩のケアを充分にしていたのに野球肘が再発してしまった」なんて経験はありませんか?
肘も肩も万全な状態で、投球数も制限していたのに何故か野球肘が発症する
本当に治すべき「股関節」のケアがおろそかになっていたのですから、それも当然の話だったんです。
そもそも人間の体は筋肉でひとつなぎになっており、運動時には全身の筋肉をバランス良く駆動させることでバランスを取っています。
腕を動かすからといって腕の筋肉を使うわけではなく、背筋・腹筋・大腿筋など様々な筋肉が引っ張られて動くようになっているのです。
特に、投球時における股関節の役割は非常に大きいことが分かっています。
球を投げるときの腕の振りを股関節がサポートし、投球で生じる衝撃を吸収してくれるのです。
しかし股関節が固ければサポートの効果が薄まり、腕の力だけに頼った投球をせざるを得なくなってしまいます。
本来なら股関節で吸収されるはずの衝撃を、全て腕に流し続けていたら
肩と肘に大きな負担がかかってしまうのは当たり前ですよね。
痛めた肩と肘を治したとしても、股関節が固いままなら、結局なんどでも野球肘を再発させてしまうかもしれないのです。
【野球肘を克服する方法をまとめた資料】
野球肘の原因は「股関節」にある…と言われても、治し方がピンときませんよね。
病院や整骨院に行くのも効果的な手段ですが、メジャー球団元トレーナーの高嶋いわく「医療機関は治すプロであって、再発防止のエキスパートではない」そうです。
痛めた箇所を治すために病院に通うのは当然として、再発防止を行うのは自分自身でなければならないのです。
そこで、野球肘に悩んでいる方は「股関節の柔軟性アップ」を目指してみてください。
股関節の可動域を広げることで、腕への負担を減らし、野球肘の再発リスクを下げることが可能になります。
さらに詳しいケア方法を知りたい方は、高嶋さんが監修している
- 「投手の故障再発防止プログラム」DVD
を参考にしてみてください。
「投手の故障再発防止プログラム」は、よくある野球練習用DVDとは違い、野球肘を始めとした「野球障害の予防策」だけに特化した資料DVDです。
- 怪我をしない投球動作に飼えるための最重要確認ポイント
- 痛みの再発防止に役立つ股関節のチェック方法とは?
- 球速向上と怪我防止を両立するためのフォーム作り
- 股関節を痛める選手がやっている間違ったトレーニングとは
- 怪我の再発防止に役立つ効果的なスクワット方法
2枚組のDVDになっており、上記のような内容が収録されている「投手の故障再発防止プログラム」。
メジャー球団で、世界最高峰の選手たちのケアをしてきた高嶋さんだからこそ知りえた、野球障害防止のノウハウがギュッと詰まっています。
スポーツ医学の知識がない方でもわかる、簡単な内容でありながら、従来の予防策だけでは防ぎきれなかった野球障害を防ぎうる、有益なDVDなのでぜひ確認してみてくださいね。
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