【練習量が多ければいいってもんじゃない!】
走り幅跳びでより良い記録を出そうをする選手ほど「ライバルより多く練習しなくちゃ!」という考えに陥りがちです。
人より多く練習するという考え方自体は間違っていませんし、世界的に活躍するトップ選手が常人の何倍も練習していることは事実でしょう。
しかし「練習はただ多くすれば良いというわけではない」ということを、しっかり理解しておかなければなりません。
スポーツに携わっている方なら一度は「オーバーワーク」という言葉を聞いたことがあるでしょう。
オーバーワークは直訳すれば「働きすぎ」という意味ですが、スポーツの世界では主に「練習のし過ぎ」を表す用語として用いられます。
「練習すればするほど良い」というのは、すでに前時代的な誤った考え方であることが証明されています。
無茶な練習量をこなしたところでオーバーワークに陥るだけで、選手にとって何ひとつ良い結果をもたらすことはありません。
世界的な選手たちが並外れた練習量をこなせるのは、
- 走り幅跳びにおける「正しい練習法・適切な練習量」を知っている
からです。
正しい方法を知らないまま「たくさん練習する」という形だけを真似しても百害あって一利なしだということを覚えておきましょう。
【主なオーバーワークのデメリット】
では、実際にオーバーワークになるとどのようなデメリットが生じるのでしょうか?
ここでは、走り幅跳びの練習をし過ぎた場合に発生しうるデメリットを、いくつかご紹介しておきたいと思います。
無駄な筋肉がついて記録が落ちる
走り幅跳びは基本的に屋外で練習するものですが、雨の日などは屋内で筋トレを行う方も多いと思います。
しかし筋トレで余分な筋肉を身に付け過ぎると、体が重くなって跳躍距離が縮んでしまうケースがあるので、注意しなくてはなりません。
筋力増強は大切ですが、筋トレのし過ぎで本末転倒にならないように心がけましょう。
必要な筋肉が落ちてしまうケースもある
先ほどは「余分な筋肉がついてしまう」というデメリットをご紹介しましたが、それはオーバーワークのデメリットとしてはマシなほうです。
むしろ、オーバーワークになると筋肉がつくどころか「筋肉が痩せ細ってしまう」というケースのほうが圧倒的に多いと言われているんです。
細かいメカニズムは省略しますが、体を酷使すると筋肉の成長を妨げるミオスタチンが活性化してしまうため、必要な筋肉を失う結果になってしまうのです。
怪我をする確率が跳ね上がる
オーバーワークのデメリットとして最も恐ろしいのが「怪我をしやすくなる」ということでしょう。
疲れが蓄積し、必要な筋肉を失いかけているオーバーワークの体では転倒の危険性も上がりますし、いざというときに正常な受身を取ることができません。
オーバーワークから来る怪我が重なって、選手生命を縮めてしまった選手は数知れません。
長く走り幅跳びを続けたいなら、適切な練習量を維持するよう心がけてください。
【DVD「走り幅跳び上達革命」を参考にして練習内容を見直そう】
走り幅跳びで成果を上げるために、
- 大切なのは練習量ではなく「練習の内容」
です。
質の悪い練習を重ねても、オーバーワークの危険性を高めるだけで、なかなか記録アップには結びつきません。
「人一倍多く練習する」のではなく、「人一倍優れた練習をする」ことを目標にして頑張りましょう。
…なんて言うのは簡単ですが、いきなり「良い練習内容」なんて言われてもピンと来ない方も多いのではないでしょうか?
ここで勘違いしないでほしいのは、皆さんが普段行っている練習が決して「悪い練習内容」というわけではないということです。
指導者によって内容に差はあれど、経験者の指導のもとで正しく練習を行えているなら特に問題はないといえるでしょう。
気をつけたいのは、指導者のもとで行う練習ではなく「自主練習」のほうです。
自宅に帰ってからも筋トレ・柔軟・イメージトレーニングといった、自主練習を行っている選手も多いと思いますが、そこがオーバーワークの元になる可能性があります。
自主練習はライバルに差をつけるチャンスであると共に、オーバーワークの危険性を高めてしまうというデメリットを秘めた諸刃の剣なのです。
オーバーワークを避けるためには、自主練習の内容に気を使う必要があります。
自主練習に最適な「良い練習内容」を見つけることができればトレーニングの質は高まり、選手としても一歩秀でた存在になることができるでしょう。
そのためにオススメしたいのが、
- 「走り幅跳び上達革命」という練習用プログラム
です。
最近では書店などで、走り幅跳び用の教材DVDが簡単に手に入るようになってきましたが、「走り幅跳び上達革命」は数ある教材DVDのなかでも、特に練習内容の見直しに適しています。
このDVDは現・走り幅跳び日本記録保持者である森長 正樹選手を育てた名コーチ・坂井 裕司さんと、ソウルオリンピックに出場した元日本代表選手・柴田 博之先生がタッグを組んで監修したものです。
走り幅跳びに大切なコツや上達法についても詳しくまとめられているのですが、特に注目してほしいのが「プロも実践する練習内容」が、わかりやすく解説されているということ。
- 一流高校選手がやる踏切時の重心移動の練習
- 8m近い好成績を残した選手でもやってしまいがちな間違った踏切の矯正法
- 距離が出せない選手がやっている踏切一歩手前の間違った接地の治し方
- 短助走から中助走へ練習を切り替えるときに気をつけるべきポイント
- ファールにならない助走を身に付けるためにはどうすれば良いのか
- 初心者がまず矯正すべき助走スピードの間違った上げ方
といった内容がぎっしり詰まっているので、これから自主練習のメニューを見直したいという選手には、もってこいの教材なんです。
何の知識もなく根性だけで行う自主練習は、オーバーワークを招く危険性の高いリスキーな行動です。
しかし、こうした高品質の練習プログラムを参考にして練習メニューを組み立てれば、無用なオーバーワークのリスクを下げることが可能です。
「走り幅跳び上達革命」は、公式サイトから簡単に手に入れることができますので、興味のある方はぜひアクセスしてみてくださいね。
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