【シングルスよりもダブルスの方が戦略性が高い!?】
一般的にシングルスは「個人競技」そのものですが、ダブルスは個人のテクニックそのものよりも「チームプレイ」が勝利のカギになりやすいのです。
我の強い上級者同士が即席で組んだダブルスよりは、互いに信頼し合う中級者のダブルスのほうが強くなることすらあるほどです。
いくらテニスが上手くても、たった一人で対応できる範囲には限界があります。
せっかく2人もコート上にいるのに、それぞれが個人プレーを通そうとすれば、ダブルスの長所を打ち消す結果になってしまいます。
味方としっかり協力し、互いをカバーし合えるかどうかがダブルスの基礎でもあるのです。
上手くチームプレイをこなすことができれば、ダブルスの戦略はいくらでも広がります。
シングルス専門の選手には想像もできないほど、ダブルスには「相手の裏をかく戦略」が多いんです。
ダブルスで勝率を上げたいなら、個人の力量だけでなく、2人だからこそ行える戦略をしっかりと組み立てておく必要があるのです。
【ダブルスでの勝率を上げる2つの戦略要素】
ダブルスで勝率を上げるためには、最低でも「2つの戦略要素」を意識しましょう。
細かく挙げていけばキリがありませんが、以下でご紹介する2つの戦略要素を意識するだけでも、試合内容に大きな違いが出るはずです。
サービスゲームにおけるキープ率を高める
一つ目の戦略要素は「サービスゲームにおけるキープ率を高める」戦略です。
当たり前の話ですが、自分にサーブ権があるサービスゲーム中は得点を重ねるチャンスです。
アッサリと相手にチャンスを明け渡してしまっては意味がないので、ここでキープ率を高めることが勝利のカギとなります。
リターンゲームにおけるブレーク率を高める
二つ目の戦略要素は「リターンゲームにおけるブレーク率を高める」戦略です。
リターンゲームはサーブの強い相手との試合において、圧倒的不利だと考えられることが多いですが、あるコツを知っていればチャンスに転換することが可能です。
不利な闘いはさっさとブレークして、改めて自分側に優位な状況を創り出していきましょう。
【戦略を学ぶのに役立つDVDがあった】
ダブルスでの試合における戦略を学ぶということは、口で言うほど簡単なことではありません。
戦略要素をモノにするためには基本的に「経験」を積むのが一番なので、卓越した戦略が身に着くころには選手としての全盛期を超えていた…なんてことになりかねないのです。
では、自分にとって最高のコンディションのうちに、ダブルスの戦略要素を修得するにはどうすればよいのでしょうか。
これは至ってシンプルな話で、自分で戦略を編み出そうとせず「戦略のプロから学べば良い」というだけのことなのです。
幸いなことに最近では、元プロや人気テニスコーチが監修した戦略の解説教材が、いくつも出版されているので、情報を手に入れるだけなら何の苦労もありません。
テニス教材をいくつか確認してみましたが、ダブルスにおける戦略を学ぶなら
- 「試合に強くなるテニス〜簡単に勝てるダブルス〜」というDVD
がオススメですね。
試合に強くなるテニス〜簡単に勝てるダブルス〜DVDの詳しい内容はこちら
3枚組のDVDになっていて、ダブルス専門のストロークやスマッシュの打ち方といった、基礎まで解説された内容の濃い一本となっています。
- リターンゲームを優位に進める戦略
- ストロークで最初にやるべき打点のチェック
- サービスで大事なのはトスアップと打ち方
- ダブルスで有効なファーストサーブ
- デュースサイドからのサーブ戦術とは?
ダブルスでの戦術性を上げるなら知っておきたいポイントが、数多く収録されていますが、特に注目したい情報はこんな感じでしょうか。
自分の経験から学ぼうと思ったら、何年・何十年とかかってもおかしくないポイントばかりですが、DVDを観ながら練習に励めばかなりの時間短縮に繋がると思います。
「強くなるまで何年も待てない」
「できるだけ早く強くなりたい」
と考えている選手は、ぜひ参考にしてみてください。
関連ページ
- テニス子供のおすすめ練習メニューとは?
- 子供と大人では練習方法も覚えるべき事も全く違います。ジュニア選手への指導方法を詳しく知りたい方は、「テニス・ジュニア育成プログラム」というDVDを参考にしてみてください。「テニス・ジュニア育成プログラム」は、群馬県の有名テニススクール「ミナミグリーンテニスクラブ」が監修した練習用プログラムです。毎年のように全日本ジュニアテニス選手権・U-13全国選抜・小学生総体などで入賞者を出している名門スクールの指導方法が学べるので、ジュニア選手に指導する立場の方にはぜひ観てもらいたいです。
- テニスダブルスのポーチのタイミングを知るには?
- ポーチとは「後衛同士のクロスラリーに前衛が介入してボレーでカットすること」です。ポーチを学ぶことで、ダブルスでの勝率はグンと上がります。効率的にポーチの感覚を掴むための2つのポイントは「出るタイミングを見極める」「相手の行動を読む」です。詳しく学びたい方は、全日本選手権ダブルス覇者の佐藤 博康さんが監修した「テニス・ダブルス上達革命」を参考にしてみてください。ダブルスに特化したテクニック&練習方法をまとめたDVDです。ぜひご覧ください。
- テニスフォアハンドストロークのコツとは?
- 「ウィンブルドンチャンピオンのボリス・ベッカーを破った石井弘樹が教えるシンプルフォアハンドストローク」DVDは日本屈指のフォアハンドストロークの使い手として知られる石井プロが監修したテニス教材になっています。フォアハンドストロークのノウハウが徹底的に解説された貴重な資料です。・相手を翻弄するフォアハンドスピンの打ち方とは?・わずか45分でスピンが打てるようになった体の使い方・ミスショットを減らして「正確に打つ」ことができる方法・フットワークを早めてフォアハンドに有利な体勢をつくるポイント・自宅に居ながらフォアハンドの威力を増す練習を行える!などポイトを押さえた内容です。ぜひご覧ください。
- テニスダブルスの戦術と必勝パターン
- 加藤 季温プロは数多くの大会で優勝を飾り続けている現役プロテニスプレーヤーです。全日本選手権ミックスダブルス優勝・IZAWAオープンダブルス優勝・インカレダブルス三連覇…これまでに優勝した大会の数は20近くにも上ります。そんな彼が、プロの戦術を学べるDVDとして監修したのが「ダブルスの試合を有利に運ぶための展開術」です。「オフェンスからの展開」「ディフェンスからの展開」の二部構成に分け、4枚組のDVDでじっくりとプロの戦術を解説してくれています。発売直後から「46のダブルス必勝パターンを全日本選手権優勝者が公開した!」と話題になっていました。