【選手の強さは練習の質に裏打ちされる!】
プロの試合では、シャトルが飛び交うスピードが時速493kmに達したという記録があるくらいです。
上級者のスマッシュともなると、初心者には打ち返すどころか目で追うことすら困難でしょう。
では、上級者たちはどうして時速数百キロのシャトルを打ち返すことができるのでしょうか。
答えはいたってシンプルで、彼らはバドミントンに「慣れている」というだけのことなのです。
人間の眼は非常に高性能で、どんなに動きの速いものでも毎日眺めていれば、少しづつピントが合うようになってきます。
さらに実際にコートに立って練習することで、相手の居場所や打ち方から「飛んでくる位置」を大まかに予測できるようになっていくのです。
バドミントンは難しいスポーツですが、適切な練習さえ積んでいれば必ず上達できます。
細かいテクニックや上達法はたくさんありますが、まずは「質の高い練習を積むこと」が何よりの上達法なのだと知っておきましょう。
【1.テクニックを磨く】
やみくもに練習するよりは、要点を押さえた質の高い練習を目指すほうが効率的です。
指導者によって意見の違いはあるかもしれませんが、今回は「バドミントンの練習で押さえておきたい2つの要点」をご紹介しておきたいと思います。
ひとつめの要点は
- 「テクニックを磨くこと」
です。
当たり前ですが、バドミントンの試合で勝つためには、シャトルを自由自在に扱うためのテクニックが必要です。
ただシャトルを打ち返すだけだと、相手にチャンスを与える場面が多くなり、どんどんジリ貧になってしまいます。
- 素早く動くためのフットワーク練習
- 強烈なスマッシュを打つための練習
- 点を稼ぐ強烈な攻撃力を身に付ける練習
- 点を取られないための守備練習
- 相手を翻弄するフェイント練習
一例を上げるとすれば、上記のようなものが「テクニック」に分類される練習ですね。
普段からこうしたテクニックを扱う練習を心がけていれば、試合でも自然と「勝てる動き」ができるようになるはずです。
【2.戦術を覚える】
上達が早いバドミントン選手がやっているもうひとつの要点が
- 「戦術を覚えること」
です。
目の前のシャトルを打ち返すテクニックは確かに重要ですが、それだけで勝てるほどバドミントンの世界は甘くありません。
「テクニックを磨くこと」が肉体的な練習だとすれば、こちらは精神的な練習ともいえます。
バドミントンの試合は超高速で行われるだけに、戦術を組み立てる力が大きなキーポイントになります。
「どこに打つべきか」
「フェイントを入れるタイミングは?」
「次はどこに動くべきか」
など、ひとつひとつの動作判断を一瞬で行えるようにならなければなりません。
考えてから動くのでは反応が遅れてしまうので、あらかじめ組み立てておいた戦術・作戦に則って行動することが有効になるわけです。
- 身に付けるべきテクニックの選別
- 相手の打ち方に合わせた打ち返し方の考察
- 状況に合わせた攻撃パターンの組み立て
- 相手の過去試合から見る弱点の発見
- ピンチに陥ったときの対処法の練習
戦術を覚えるためには、上記のような練習内容が必要になります。
こうした練習を行わなくても、完璧な戦術を立てられる天才タイプの選手もいるでしょうが、大多数の人はぶっつけ本番でできることではありません。
よほど試合勘に自信のある選手以外は、常日頃から戦術を組み立てる練習をしておいたほうがよいでしょう。
【どうすれば質の高い練習ができるのか?】
- 「テクニックを磨く」
- 「戦術を覚える」
の2つの要点を満たした練習は、バドミントン選手の地力をアップさせてくれます。
しかし、実際にこの2つを押さえた質の高い練習をできているという選手は、そう多くないのではないでしょうか。
指導者の意向によって、バドミントンの練習内容というのは大きく変わってしまうものです。
独特な練習内容が良い方向に進むこともあるのですが、非効率な練習や間違った練習をさせられている選手も少なくありません。
強くなりたいなら「今やっている練習法は本当に適切か?」ということも選手自身で考えておいたほうがよいでしょう。
質の高い練習方法がわからないという方は、
- 「バドミントンシングルス勝つための必勝法と練習の極意」というDVD
を参考にしてみてください。
バドミントンシングルス勝つための必勝法と練習の極意DVDの詳しい内容はこちら
「バドミントンシングルス勝つための必勝法と練習の極意」は、バドミントン日本代表コーチの中西 洋介さんが監修した練習用プログラムで、文句なしの「日本最高レベルの練習」が学べる教材です。
- フロントコートでフェイントを上手く決めるための3つのポイント
- フェイントが苦手な選手に共通することと改善するための練習法
- バックサイドフェイントを打つときに役立つテクニックの練習
- ある局面でだけウエスタングリップに切り替える戦術の解説
- 素早いバック前フットワークのためのステップと重心移動法
- 安定感のあるショットを打つための体の使い方の考察
バドミントン選手なら誰もが気になる「質の高い練習」のノウハウが、惜しげもなく披露されているので、初心者から上級者まで幅広い選手層に役立つはずです。
上記は「バドミントンシングルス勝つための必勝法と練習の極意」に収録されている内容の一部ですが、実際には2枚組のDVDでもっと様々なポイントが公開されています。
質の高い練習方法についてはもちろん、上達に役立つテクニックや考え方についても詳しく解説されているので、皆さんもぜひチェックしてみてくださいね。
関連ページ
- バドミントンを子供に教える具体的な方法
- 子供が立派なバドミントン選手に成長するには、指導者の腕にかかっています。運動神経が悪い子でも指導者次第で上級者に成長させられます。バドミントン指導者は、自分が子供の将来を握っているという自覚を強く持たなければなりません。子供たちへの指導法が今一つ解らないという方は、「バドミントン・ジュニア選手育成プログラム」というDVDがおすすめです。浪岡ジュニアバドミントンクラブ監督の奈良岡 浩さんが監修した練習用プログラムで、指導者の間でも「子供の目線に立った指導ができるようになる」と好評を博しています。ぜひ、ご覧ください。
- バドミントン勝つには5つのステップを学ぶこと
- バドミントン実力者は以下の5つのステップを意識して試合を展開しています。・多様なテクニックを意識する・相手に崩されないための守りのスタンスを意識する・動きとポジショニング重視で「ラリーを作る」意識・攻めるための戦術を意識・守るための戦術を意識です。具体的で効率の良い必勝法を学びたいなら、バドミントン上達革命VDを参考にしてみてください。超強豪校の埼玉栄高校の監督・山田 秀樹さんが監修した練習用プログラムです。勝つために必要な5つのステップを踏まえた「勝つ方法」が丁寧に解説されているので、バドミントンの上達を目指す方にとってはかなり役立つと思います。